【有馬記念】綱本将也 「高性能フィルター」で導き出した“答え”はシャフリヤール
スポニチで有馬記念の予想を担当させていただくこと苦節十余年。当たったり、外れたり、外れたり、外れたり…。しかしこのたびついに、出走馬から馬券になる馬だけを余すことなく、すべて抽出可能な7層構造の高性能フィルターの開発に成功いたしました。 2009年以降15回の全出走馬236頭を、このフィルターにかけた結果を見てください(※[1着・2着・3着・4着以下]。重複あり)。 【A】その有馬記念で2番人気=[4・1・4・6] 【B】前走が秋の2400メートル以上の重賞で1番人気=[8・2・0・12] 【C】その年の天皇賞(春)で1・2番人気=[1・2・7・10] 【D】前走、秋のG1優勝の3歳牡馬=[5・0・2・2] 【E】菊花賞2着の実績を持つ有馬記念初出走馬=[0・3・0・9] 【F】クリストフ・ルメール騎乗馬=[2・5・2・5] 【G】母か兄弟姉妹が芝のG1馬=[4・5・8・24] いずれかに該当した馬は[15・15・15・51]で、7層すべてスルーした馬は[0・0・0・140]で馬券圏内ゼロ。 今年の出走馬をこのフィルターにかけてみます。 【A】アーバンシック ダノンデサイル 【B】ダノンデサイル 【C】該当馬なし 【D】アーバンシック 【E】該当馬なし 【F】アーバンシック 【G】シャフリヤール 今年の抽出馬は、(1)ダノンデサイル、(3)アーバンシック、(16)シャフリヤールの3頭のみ(※Aは(1)(3)いずれかで、ほぼ確実と予想)。 3頭の中で最も人気薄で、大外枠に入ってさらに人気が低下しそうな(16)シャフリヤールの成績は、一見するとムラのあるように見えますが、C・デムーロ騎乗の2400メートル以上のレースだけを抜き出すと、印象は変わります。 22年ドバイシーマC=1着 22年ジャパンカップ=2着 23年ドバイシーマC=5着 23年BCターフ=3着 24年ドバイシーマ=2着 24年BCターフ=3着 すべて国内外のG1でほとんど崩れていません。また、この成績から外国馬を抜くと、1・2・2・1・1・2位となり、日本馬には負けたとしても1頭の先着しか許していないことになります。有馬記念には外国馬の出走はありませんからね。 今年の馬券は、◎(16)シャフリヤールに託します。 <結論> [単勝] (16) [ワイド流し] 軸(16)→相手全通り14点 [3連単BOX] (1)(3)(16)6点 [3連複フォーメーション] 1頭目(1)(3)(16)→2頭目(1)(3)(16)→3頭目全通り37点 (漫画原作者)