「佐々木朗希」にふさわしい“意外な球団”とは? 「ロッテでのほほんと過ごしてきた彼にドジャースは…」
佐々木朗希(23)の争奪戦が熱を帯びてきている。 いわゆる“25歳ルール”で契約金が抑えられるため、貧乏球団を含めた全30球団に獲得の可能性がある。 【写真をみる】「佐々木希」と並んでも“超小顔”の「佐々木朗希」 第二の人生は芸能界もアリ? ***
もっとも、スポーツ紙記者によると、 「一般に、日本人が多く住み、気候も温暖な西海岸が人気。朗希は内向的な性格なので、日本人の先輩が在籍している球団を希望しているようです」 本命は、大谷翔平と山本由伸がいるロサンゼルス・ドジャース。対抗馬はダルビッシュ有と松井裕樹を擁するサンディエゴ・パドレスといわれている。
ドジャースでもパドレスでもなく……
決めるのはもちろん本人だが、背後に控えるという広告代理店としては、どこに収まってほしいのか。 「大谷がいるドジャースは、広告的に掘り尽くした状態みたいです。ただ、連日NHKで中継されるため、露出度は圧倒的で、朗希個人の商品価値は高まります。強引なロッテ退団劇で多くのファンを敵に回したので、本人もイメージを回復したいでしょうし。パドレス? 既にダルという足掛かりがある上、露出が少ないので、広告面のメリットはあまり見込めないそうです」 では、広告的に最適な球団はどこか。 「サンフランシスコ・ジャイアンツなら新鮮味が出せますよ」 とは、メジャー研究家の友成那智氏。 これまで新庄剛志ら日本人5名が在籍するも、いずれも期間は2年以下で、印象は薄い。ゆえに、日本でもおなじみの西海岸の大都市にもかかわらず、広告的には未開の地なのである。 「スカウトはよく来日しているのに、なぜか取らない。ただ、9月から球団社長が変わったので路線も変わるかもしれません。投手のコマも足りてませんし」 朗希本人にも利点がある。 「ロッテでのほほんと過ごしてきた彼が、ドジャースに殺到するメディアの圧力に耐えられますかね。その点、ロスからほどよく離れたサンフランシスコなら、メディアの熱狂もドジャースほどではない。それでいてロスの記者が“登板日だから行こうか”と思える距離なので、露出もそこそこ期待できます」(先の記者)
「週刊新潮」2024年12月26日号 掲載
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