ペレス、F1引退の噂を一蹴!「あと2年は続ける」家族と過ごす時間を望むも、決意は固く
セルジオ・ペレス(レッドブル)は、F1引退に関する噂を否定した。F1シンガポールGPでダニエル・リカルドがRBのラインナップから外れる可能性が浮上し、それに続いてペレスもレッドブルのシートを失うという噂が広まったが、ペレスは「あと2年はF1にいる」と明言し、契約や噂には動じず、自分自身の未来を自分で決めたいと強調した。 レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、ペレスの引退の噂について「初耳だ」とコメントし、「ペレスの奥さんは4人目の子供を妊娠中」であることを『Kleine Zeitung』に語ったが、引退に関する具体的な話は否定した。 ■引退時期は自分で決める しかし、ペレスは、自分はどこにも行かないと語った。 「年間24戦という過酷なカレンダーだけど、少なくともあと2年はF1に居続けるだろう。自分がここに長く居続けるとは思っていない」とペレスはスペインのスポーツ紙『マルカ』に語った。 「契約期間の2年は、F1では長い。だけど、終わりが迫っていることは分かっている」 「フェルナンド・アロンソがこの年齢(43歳)で成し遂げていることを尊敬しているが、彼のように長くレースを続けることはないだろう。嫌いなのではなく、小さな子供がいるから、もっと子供たちと一緒に過ごしたいんだ」 ペレスの子供は全員が7歳未満だという。引退について尋ねられた時、ペレスはこう認めた。 「この半年間、ずっと考えていたが、決断には3秒しかかからなかった。結局、長年やってきた後では、離れること、つまり諦めることが最も簡単な一歩だっただろう。だけど、もしそうしていたら、自分自身を許せなかっただろうね」 「今年1年は大変だ。クルマに限界があり、チームメイトが勝利しているから何も言えないのは辛かった。マックス(フェルスタッペン)は本当にうまく運転していて、僕らとの差はレースを重ねるごとに広がっていった」 「自分が決めた時に引退したいと思っている。誰かが言った時ではないよ」とペレスは断言した。 「それが主な目標だ。自分の将来は自分で決めたい。結局、人々は契約のことを忘れてしまう。僕は契約にサインしただけだ。みんなは多くのことを話すけれど、僕は状況を分かっていたので心配していなかった」と語り、今シーズンの厳しい状況にもかかわらず、戦い続ける決意を示している。
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