【F1】角田裕毅が米国で〝入国拒否騒動〟当局に3時間尋問され「送り返されそうになった」
F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、ラスベガス・グランプリ(GP、決勝23日=日本時間24日)に向けて米国に到着した際に〝入国拒否〟されかける騒動が発生した。 オーストラリアのモータースポーツ専門メディア「スピードカフェ」は「角田、ラスベガスGP前に米国入国拒否寸前。角田は、今週末のラスベガスGPに出場するために米国に到着した際、入国を拒否されそうになったことを明らかにした。当局が訪問の理由を尋問したところ、日本人ドライバーは3時間も遅れた」と角田が入国時にトラブルに巻き込まれた様子を伝えた。 角田は「数回、いや、たくさんの話し合いの末、彼らは私を入国させてくれた」と語った上で「実は、私は家に送り返されそうになったんだ」と強制送還されかけたことを吐露した。 これまで角田が米国に入国する際は何の問題もなく、今季も2度のGPですぐに入国できた。「もちろん、ビザもすべて取得していた。過去のレースも同じだった。前のレースではスムーズに入国できた」と角田。「呼び止められてきちんと話し合われたのは少し変な感じだった。そうですね…僕にとっては長い旅になるだろうと感じた」と困惑の表情を浮かべた。 理学療法士などスタッフも同行していたが、尋問室に連れていかれ、そこでは旅行仲間や雇用主、さらにはF1の代表者ら関係者との接触が一切許されなかった。「当然、質問があって税関に行くときは個別に行く。僕は部屋に行き、彼は僕を部屋に通し、一緒に旅行する人を連れて行ってもいいか、そして僕自身とF1の状況についてもう少し説明するのを少し手伝ってくれるかもしれないかなど会話をした。しかし、その友人を連れてくることも、電話をかけることも許可されなかった。僕を助けてくれるチームやF1に電話したかったけど、あの部屋では何もできないんだ」と窮地に立たされた状況を明かした。 入国を拒否されそうになった理由は不明だが、「パジャマのような格好をしていたので、F1ドライバーには見えなかったのかもしれない」と角田は推測。「彼らからかなりのプレッシャーを受けたが、僕は何も言えなかった。何か言ったら、もっと困ったことになるような気がした」と長時間にわたる尋問の苦しい様子を語った。 最終的に問題は解決して、角田は晴れて米国に入国。いきなりトラブルに見舞われたが、このうっ憤をレースの快走につなげてもらいたいところだ。
東スポWEB