アマチュアこそこだわるべき! ウェッジのソール選びの判断基準とは?
近のウェッジは、1つのモデルでさまざまなソールグラインドのバリエーションを備えるものが多い。なぜこれほど種類が増えているのか、それぞれのソールはどう違うのか、2024年3月26日号の「週刊ゴルフダイジェスト」ではその謎の解明に挑んでいる。みんゴルでは、ソールの選び方にフォーカスして読者にお届けしよう。 ●教えてくれた人 日下部光隆プロ。1968年生まれ、神奈川県出身。ツアー3勝を挙げ、“アプローチの天才”として知られる。東京で「WASSゴルフスタジオ」を主宰し、シニアツアーにも挑戦中。サークレイス(株)所属。
自分に合ったソールが見つかればミスは激減する!
最近のウェッジはソール形状のバリエーションが豊富。今春 発売されたピンの「S159」、タイトリストの「ボーケイSM10」ともに各6種類のソールグラインドがあり、どれを選べばいいのか悩みの種ですらある。 しかし日下部光隆プロは、アマチュアこそ、その恩恵は大きく、大いに活用すべきだと話す。 「打ち方の個性によって人それぞれ最適なソール形状があって、それがマッチすればミスが減るし距離感も合います。私たちプロはソールを削って最適なソールを作りますが、アマチュアの方はそれは難しいでしょうから、商品として選択肢が多いのはすごくいいことだと思います」 ソール形状とスウィングの相性は、基本的には入射角が鋭角な人ほどハイバウンスが合いやすいとのこと。 「ハイバウンスなほどソール幅が狭く、ローバウンスほど幅が広いのが基本なんですが、最近のソールは削りが多面化・複雑化しているので、必ずしもその傾向と一致しません。バウンス角の数字表記はあくまで参考程度にして、バウンスのボリュームを目で見たり、実際に打って判断することが大事ですよ」
POINT①:“バウンス角”の数字だけでなく形を見よう バウンス角の数字は、あくまで設計上のデータなので、ひとつの参考にはなるが絶対的ではない。実際に「出っ張り」の量を目で見たり、打って判断することが大事。