10歳の少女が2億年前の恐竜の足跡を発見…英ウェールズの海岸で(海外)
ウェールズでは恐竜の足跡が数多く発見されてきた
ハウエルズの調査によると、今回見つかった足跡は、実は140年以上前に発見した人がいるのだという。19世紀後半の地質学者が似たような場所での一連の足跡に関する論文を発表しており、それがジョーンズ母娘が発見した足跡と同じものではないかとハウエルズは考えている。だが「それ以来、誰も見ていなかった」とハウエルズはメールに記している。
恐竜の足跡が化石化するための条件
ハウエルズによると「このような足跡が残るのは、非常にまれなこと」だという。恐竜は多くの足跡をつけてきたはずだが、今も見ることができるのはその一部だけだ。 泥の上にできた足跡は、泥が乾いて天日に干されなければ残らない。 泥の水分が多すぎたり、逆に少なすぎたり、あるいは泥が深すぎたりすると、そこにできた足跡は識別できるほどはっきりとした形としては残らない。他の足跡はできた途端に消えていったのだろう。
注目を集めるティーガンさんの発見
ティーガンさんによる足跡の再発見に興奮したのはハウエルズだけではない。BBCの番組「Our Lives」では、ジョーンズ家と彼女たちの発見について特集が組まれた。 「とても本当のこととは思えず、驚くべき、信じられない体験だった」とクレア・ジョーンズさんは振り返った。 ハウエルズは研究チームとともにこの発見について論文をまとめ、足跡の存在を記録するつもりだという。
Jenny McGrath