<PLAYER'S VOICE 特別編>現役プロ野球選手が肌で感じた都市対抗野球の魅力【パ・リーグ編】
古田島成龍(日本通運→オリックス)「大の大人が泥だらけに」
大の大人がガムシャラに必死になってプレーする。ユニフォームも泥だらけになり、会社や地元を背負って戦う熱量がすごい。僕も2度出場させていただきましたが、マウンドでも相手チームの気迫をものすごく感じました。独特の緊張感、熱量があるので、2年目(2023年)の先発として登板したときより、1年目(22年)のほうが緊張したんです。先発はすんなり試合に入れますが、中継ぎは独特の緊張感、熱量の中に入っていかないといけないので。
大津亮介(日本製鉄鹿島→ソフトバンク)「緊張を上回るほどの楽しさ」
僕は1回(2022年)しか出ていないんですけど、社会人野球では1年間でメインの大会という位置づけ。とにかく、会社を背負って都市対抗に出たいという思いでした。全国大会という感じで緊張もありましたけど、楽しかった思い出が強く残っています。会社の人がたくさん応援に来てくれるので、大きな音で応援歌が流れたり、チャンステーマがかかったりして、聞いていても楽しかった。社会人野球をやってきた中でも一番、楽しかったですね。
週刊ベースボール