【異変】漁獲量が97%減⁉日本の海産物が大ピンチ『秋サケ』『シシャモ』『牡蠣』『ヒラメ』に深刻な被害…日本の海に今、何が―
■猛暑が海に与える影響…販売現場でも実感する異変
海水温上昇の影響は、日本各地に及んでいます。山口・下松(くだまつ)市では、栽培漁業センター内で養殖していた特産品の『ヒラメ』6000匹以上が衰弱死しました。例年なら8000匹がいるということですが、残っているのは約2500匹に。 この施設では水槽の水を近くの海から取水していて、例年なら夏場でも水温は約26℃。しかし、2024年9月10日ごろから29℃の日が約1週間続き、ヒラメが衰弱死したとみられています。 人間と魚には体感温度に違いがあり、人間にとっての1℃は魚にとっての10℃ともいわれているため、魚にとっては30℃上昇したことになります。
冬の味覚『牡蠣』も海水温が高く育ちが遅かったため、水揚げ・出荷解禁に“遅れ”が出ています。広島県では、当初予定された2024年10月1日から3週間遅れの同月21日に。宮城・石巻市では、出荷解禁が例年より1か月遅れとなる10月28日となりました。
猛暑が鮮魚などに及ぼす影響について、スーパー『アキダイ』秋葉弘道社長は「海水温上昇の影響で、真タラや秋サケなどは2~3割高い状態が続いています」と話していました。 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年10月10日放送)
【関連記事】
- 【独自解説】「全体的に経済を強くしないと、食料危機は起こりやすい」年内最大の“値上げラッシュ”に悲鳴も…卵高騰の背景には、あの“国民的フェア”!?米や食料品の価格高騰に専門家警鐘「日本全体の問題」
- 【ナゼ?】取り扱い数が約60年で96%減…『電報』収支悪化にNTT社長が言及「終了の方向で議論」 街の人からは「困る方も出るのでは」の声
- 【独自解説】中国の国立大学で“恋人の作り方”授業が大人気!さらに、政府主催の「合同結婚式」には約1万人が参加!?成長著しい大国で一体何が…「一人っ子政策」の影響で生まれた“若者たちの悲劇”
- 【独自解説】なぜ74歳の女性は7000万円を支払ってしまったのか?「信じて応援していたんですが…」急増する『ロマンス詐欺』被害 “なりすまし”されたGACKTさんも怒りの注意喚起「このツイート見せてお母さん守って」
- 【特集】事故多発交差点ランキング1位『大阪・長居交差点』3つの危険を専門家が現地で解説!日没が早まるこれからの時期、交通事故を減らすためにできる心がけとは?