アイスホッケー女子、ラミレスイズムで五輪切符“ゲッツ”だ 来月に五輪最終予選
女子アイスホッケー日本代表(スマイルジャパン)が9日、都内で会見し、2月に北海道苫小牧市で開催される26年ミラノ・コルティナ五輪最終予選のメンバー23人を発表した。中国、フランス、ポーランドとの総当たり戦で1位が出場権を獲得する。 4大会連続5回目の本大会切符を目指すスマイルジャパン。飯塚祐司監督とともに登壇した元プロ野球DeNA監督のアレックス・ラミレス理事兼広報委員長は「今日できることはしっかりやって明日に引き延ばさない。きょうできることをしっかりやれば必ず結果はついてくる。元監督としてアドバイスしたい」と語った。 22年北京五輪後はベテランが抜け、世代交代が進んだ。会見に出席した主将の小池詩織(道路建設ペリグリン)は「コミュニケーションを取ることに苦労した。世代を超えたコミュニケーション、意見を言い合えるチームを意識してやってきた」と語る。 相互理解のためにメンバー全員が16の性格タイプを診断する「MBTI診断」を行い、各自のキャラクターを明確化。それぞれの性格に合わせて「盛り上げ隊」や「モチベーション係」など5つの班に分かれ、チームに貢献してきた。小池主将は「良いチームになってきたと感じる」と話す。 今季は月に1度のペースで合宿を張り、男子高校生との試合などで強化。小池主将は「チームの目標である相手を圧倒して全勝し、出場権を獲得したい」と意気込む。ラミレス理事も「選手は自信に満ちあふれている。コミュニケーションを取れていると感じる。五輪予選すべてうまくいくこと、切符獲得を願っている」と自身のイズムが浸透していると実感。会見の最後は、現役時代の決めポーズ“ゲッツ”で締めた。