ソシエダ久保建英はまたもベンチスタート、0-2から途中出場で流れ変えるも5試合ぶり黒星
[10.27 ラ・リーガ第11節 ソシエダ 0-2 オサスナ] ラ・リーガは27日、第11節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダはオサスナに0-2で敗れた。久保は0-2で迎えた後半開始から途中出場し、果敢なドリブル突破と精度の高いキックで攻勢を牽引したが、ゴールに絡むことはできないまま試合終了。ソシエダは5試合ぶりの黒星となった。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 開幕5試合を1勝1分3敗で終えたソシエダは、続く5試合を2勝2分1敗の成績で持ち直し、この試合が11戦目。久保は24日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)マッカビ・テルアビブ戦(◯2-1)に先発出場していたこともあってか、リーグ戦は2試合連続4試合目のベンチスタートとなった。 ところがソシエダは立ち上がりからオサスナのカウンター攻撃に苦しめられ、劣勢の展開が続く。前半23分、左CKのショートコーナーからMFブライアン・サラゴサのクロスをMFルーカス・トロに頭で押し込まれ、先制点を献上すると、同34分にもサラゴサの突破からFWアンテ・ブディミルに決められ、0-2でハーフタイムを迎えた。 すると後半開始時、久保はFWオーリ・オスカールソンとの交代でピッチに入り、右ウイングのポジションへ。右ウイングのFWミケル・オヤルサバルが最前線に回った。勢いよくピッチに入った久保は同1分、さっそくドリブルでペナルティエリア際まで切れ込み、左足を振り抜いてファーストシュート。GKにキャッチされたが、流れを変えようという気概を見せた。 さらに久保は後半3分、立て続けに右サイドを縦突破し、精度の高いクロスをMFアンデル・バレネチェアとMFマルティン・スビメンディに通してチャンスメイク。そこで徐々にチームも勢いを増すと、同5分にはMFルカ・スチッチのコントロールシュート、同6分にはバレネチェアのヘディングシュートで次々とゴールに迫った。 久保は後半13分、右サイドからカットインし、鋭い左足シュートを放ったが、これはGKセルヒオ・エレーラがスーパーセーブ。同16分には久保の戻したパスからMFブライス・メンデスが左足で狙うも、GKエレーラの正面に飛んだ。 ソシエダは後半25分、オヤルサバル、バレネチェア、スチッチの3選手を一気に下げ、FWウマル・サディク、FWシェラルド・ベッカー、MFベニャト・トゥリエンテスを投入。攻撃にさらに迫力を加えた。久保は同31分、ドリブルで敵陣に攻め込み、ゴール正面やや右でFKを獲得。キッカーはB・メンデスが務めるも、左足キックは大きく枠を外れた。 後半34分、久保はセットプレーのこぼれ球を拾って左足ボレーで狙ったが、枠を捉えられない。その後は左ウイングに回ってプレーする時間もありつつ、引き続きチャンスメイクに奮闘するも、サディクのボールロストが目立つなど、決定機にはつながらないい。 後半45分、久保は自身のドリブル突破で獲得した右CKをニアサイドに送り込むと、B・メンデスが相手と交錯しながら倒れ込み、主審はPKの判定。だが、そこでVARが介入し、ノーファウルの判定に覆った。結局そのままタイムアップ。ソシエダは第7節マジョルカ戦(●0-1)以来5試合ぶりの黒星を喫した。