『#22 千春~元祖女子高校生プロレスラーから団体代表へ~』女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2
はじめまして!元祖女子高校生プロレスラーとしてルーズソックスを着用して試合をしていた千春です!!! デビューは1997年ということで、女子高校生ブームがとてつもなかった時代。運良くマスコミさんからは注目をしていただきましたが、学生がプロレスをするなんてとんでもない時代。 同業者に挨拶をしても無視される事は少なくありませんでした。 怖かったし、悔しかったし、当時の自分を抱きしめてあげたいくらいです。 私がプロレスラー好きになったきっかけは、プロレス好きの父の影響です。 地上波で中継がある時代でしたので、父と一緒に子供の頃にテレビで見ていました。 クラッシュギャルズvs極悪同盟はとくに夢中になって見ていました。 だって、お客様がゴミを投げつけながら「帰れ!帰れ!」と言っているのに、極悪同盟さんは帰らないのです。 「この方々はこんなに言われても帰らない!強い!私もつよくなりたい!」と、幼心にとても衝撃を与えてくださいました。 実際に「プロレスラーになりたい!」と思ったきっかけはまた別にありまして… 小学校六年生の頃、近所に全日本女子プロレスさんが来るとポスターで知りました。 こども立ち見1000円(だったと思います)クラスメイト達と10人くらいで観戦に行き、井上京子選手の技や場外乱闘や、もうそれは言葉に出来ないほどの電気が身体中に走りました。 お尻がふわふわ浮いているような感覚です。 帰宅したら即筋トレをスタート。もともと運動は苦手でしたが、京子さんを思い浮かべて必死に筋トレをしました。 翌日には井上京子選手の写真を持って美容室へ行き、黒髪ロングをバッサリ。 中学生時代は井上京子選手の追っかけ。同世代の女の子達と一緒に、本当に楽しい時間でした。ちなみに、その追っかけ仲間には、タニー・マウスさんもいたのですが、ご本人は当時の私を覚えていてくれませんでした。笑 色々なことがありながらも、中学三年生で総合格闘技木口道場の門下生になり、高校2年生でプロレス団体SPWFに谷津嘉章選手にスカウトをされ入門、1年間の練習生期間ののち、高校3年生でプロデビューをしました。