「福岡空港 国際線ターミナル」3月に開業、どう変わる?
福岡国際空港(福岡市)は、増改築工事中の「国際線ターミナルビル」を2025年3月28日にオープンすると発表した。 【画像】「国際線ターミナル」完成後を見る(9枚) 増改築工事は、これまでコンコース延伸、旅客搭乗橋増設、立体駐車場新設、ラウンジリニューアルなどの施設拡張のほか、自動チェックイン機増設、自動手荷物預入機導入などを行ってきた。 今後は、12月にアクセスホール(到着ロビー拡張、二次交通への乗り継ぎ環境改善)と内際連絡バス専用道を供用する。2025年3月に保安検査場、出国審査場、免税店、フードコート、入国審査場などの機能を備えた増築部をグランドオープンする。 保安検査場ではスマートレーンを導入することで、手荷物を載せたトレーは自動で運ばれ、利用者による運搬は不要となり、X線CT検査装置でPCを取り出さずに検査可能となる。また、検査レーン数を増やしたことで、これまでの約2倍の処理能力となり、スムーズでストレスフリーな検査が実現できるという。 主にファーストクラス、ビジネスクラスの利用者や手伝いが必要な利用者が、優先的に保安検査を受けることができるプライオリティレーンを九州で初めて導入する。 出発免税店では、免税店エリアを約4倍(約6000平方メートル)に増床し、ファッション、コスメ、酒など取扱商品を大幅に拡充する。旅客動線上に免税店を配置したウォークスルー型店舗とすることで、出国審査を受けた後、移動しながら免税ショッピングを楽しめるようにした。 また、入国時にも免税ショッピングを楽しめるよう、手荷物受取所エリアに到着免税店を新規オープン(約125平方メートル)。海外メーカーの酒やたばこを購入できるようにした。
免税店エリアにフードコートを新設
出国審査場通過後にゆっくりと九州・福岡のグルメを楽しめるよう、免税店エリアにフードコートを新設。8店舗で、席数は295席(約1120平方メートル)。出店する飲食店などの詳細は後日、発表するという。 福岡国際空港では「『比類なき東・東南アジアの航空ネットワークを有する、東アジアトップクラスの国際空港』実現に向け、今後も安全・安心・快適に利用いただける施設整備を進めていく」とコメントしている。
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