折りたたみPCって微妙だな…。「Lenovo ThinkPad X1 Fold 16」レビュー
Lenovo ThinkPad X1 Foldに期待したのはもっと別の方向性
2022年発売なら納得なんですが、やっぱりIntel最新のCPUが搭載されていないのは痛いし、この2年の間に生まれた競合の新しい技術を見習っていないのも痛いです。折りたたみ画面のPCはLenovoが一番乗りの業域なのに、いつの間にか追う立場になってしまいました。 ベーシックな仕事用PCとして1台あってもいいかなとは思うんですが、なんせ価格がハードル高すぎます。一番安いので2,500ドル。3,900 ドルの高いモデルを買っても、中身は同じLenovoが出してる1,000ドルしないノートPCと変わりりばえしません。50ウン万円払うからには目先のギミックより、やっぱり中身がしっかりしたもの買いたいですよね。 折りたたみPCはどうしてもプロトタイプ(試作機)っぽくて、イメージ脱却にはまだ時間がかかりそう。X1 Foldは万人が飛びつく製品ではないだろうし、ましてやThinkBookファンは見向きもしないでしょう。 同じ価格帯のノートPCに比べ、あらゆる面で劣っていて、唯一の取り柄はコンパクトに畳めることぐらい。畳むことに全力使い果たして肝心の有用性で妥協してしまったのが残念でなりません。ブレイクスルーは起こった。それは確かなのだけど、正直、次に期待がつなげない気分です。
satomi