【NFL】QBラブは“次世代のスーパースター”になれるとパッカーズRBジェイコブス
「出て行って、ボールをもっとキャッチできるところを実際に見せられるだけじゃなくて、プロテクションを任されるほど信頼してもらっている。ジョーダン・ラブみたいなヤツが後ろにいるのはすごく特別なことだ。全部のプレーでボックスに人を集めるわけにはいかないし、相手ディフェンスには何を防ぐか決めさせることができる。今年はそれが自分にとって一番の助けになると思う」とジェイコブスは話している。
ラブもまた、レイダース時代に中途半端なQBのプレーに悩まされていたジェイコブスを大いに助けるだろう。昨季のラブは出だしこそ振るわなかったものの、シーズン終盤にはパッカーズを予想外のプレーオフ勝利に導くという快進撃を見せた。
ジェイコブスはまだあまりラブと直接的に関わっていないが、その限られたやりとりから判断すると、ラブは安定して成功するための条件をすべて備えているように見えるようだ。
「俺が見る限り、彼はこのリーグでスーパースターになるための特徴とツールをすべて持っている」と語ったジェイコブスは「プレーを続け、経験を積み、自分の能力とできることに自信を持つようになれば、彼は間違いなくこのリーグで次世代のスーパースターになると思う」と続けている。
ジェイコブスはパッカーズも自分の将来にとって重要な存在だと考えているようだ。ジェイコブスの契約は4年間ずっとチームにとどまることが保証されるような形にはなっていないが、グリーンベイで根を張り、そこでNFLでのレガシーを築き始めたいと考えているジェイコブスは、次のようにコメントしている。
「正直、年を重ねて現役生活が長くなるにつれて、レガシーを築くという真の目標ができたと言える。重要な試合でプレーしたい。プレーオフでプレーしたいし、勝ち進みたい。進出できたならそこでプレーしたい。そういう思いが大きい。それが一番重要なことなんだ」
ジェイコブスは26歳の自分がパッカーズ攻撃陣の中では年長者の1人であることも自覚せざるを得ない。このオフシーズンにオフェンシブタックル(OT)デービッド・バクティアリやRBアーロン・ジョーンズといったベテラン選手が退団したことで、パッカーズ攻撃陣の先発候補でジェイコブスよりも年上なのは28歳のガード(G)エルグトン・ジェンキンスのみとなっている。2024年シーズンを迎えるにあたり、パッカーズのスキルポジションの選手のほとんどはキャリア1年目から3年目の選手だ。