阪神キャンプに出没した脇阪氏がツイッター公式アカウント事件について語る
ツイッターの公式アカウントを拒否されたことをブログで公開して話題を集めた、レーシングドライバーの脇阪寿一氏(42)が3日、沖縄・宜野座の阪神キャンプを視察した。 脇阪氏は、現在、沖縄でトレーニングキャンプ中。専属トレーナーである仲田健氏が、阪神の伊藤隼太、中谷将大を指導している関係もあって、タイミング良くか、悪くか、阪神キャンプを表敬訪問したもので、THE PAGEの取材に対して話題のツイッター公式アカウント拒否事件について語った。 今回の公式アカウントへの申し込みは、脇阪氏がマネジメントを依頼している事務所が行ったようで、最初は怒りよりも驚きの方が先に来たようだ。 「びっくりしました。怒ってはいませんが、え?とは、思いますよね。事務所の交渉の経緯はわかりませんが、なんとかならなかったのかと(笑)。ツイッター側の説明によるとレーシングドライバーは、F1ドライバーしか公式を認めていないとか。おそらくF1のドライバーが、どういうものなのかなどの経緯なども、まったく知らずに、そういう規則を決めているんでしょうね。おかしな話ですよね?」 ツイッターでは、タレントや歌手、アスリートなど著名人に関しての乗っ取りや、なりすましなどの被害を避けるために本人であることを認証する青色のマークをつけている。脇阪氏のトレーニング仲間でもある柔道の五輪3冠の野村忠宏氏らが、公式認証を得ていたため「それならば」と、公式認証の手続きを所属事務所に依頼していたのだが、まさかの拒否騒動となったという。 「まだまだ、僕らの世界の認知度が低いんだとも思いました。そういう意味でもツイッターをうまく使おうと思っていたんですけどね。もっと頑張らないと駄目ということですね。ちなみに公式アカウントについては、もういいですよ!(笑)」 脇阪氏は、その個性的なキャラクターが受け、テレビ番組にも度々出演してレーシング界の発展に大きく寄与している第一人者。1996年に全日本F3選手権シリーズでチャンピオンとなり、全日本GT選手権シリーズ、スーパGTシリーズなどを制して1998年には、F1のジョーダン・無限ホンダのテストドライバーをも務めた。 また指導者としても佐藤琢磨を育てた。スーパーGTシリーズでのタイトル獲得数は歴代トップタイで2014年シーズンもニュルブルクリンク24時間レースのディビジョン2、SP PROでクラス優勝している。 ツイッター拒否事件が、42歳にして、なお肉体強化中の脇阪氏のさらなるモチベーションアップにつながるような気もするのだが、ツイッター側の対応も含めて、まだまだ波紋は広がりそうだ。