飲料5社が物流・GHG排出・食品ロスの3つの社会課題解決へ足並み 「社会課題対応研究会」を発足
アサヒ飲料、伊藤園、コカ・コーラボトラーズジャパン、キリンビバレッジ、サントリー食品インターナショナルの飲料業界大手5社は21日、共同会見を開催し、5社協働で社会課題の解決に取り組む「社会課題対応研究会」を発足したことを明らかにした。 飲料業界の5社が足並みを揃えて社会課題解決に向けて取り組むのは初めて。 主な社会課題は、物流改善・GHG排出量削減・食品ロス問題の改善の3つ。 いずれの課題も具体的な取り組みについては今後協議する。 これらの社会課題は個社での対応が困難なことが研究会発足の背景。 通常、個社で対応できない共通課題は清涼飲料水の業界団体である全国清涼飲料連合会（全清飲）でも対応している。 この点について、アサヒ飲料の米女太一社長は「我々5社で、まず実務的に様々な検討を始めようということで研究会を発足した。5社は全清飲の会員であり、全清飲とやることの価値は変わらない。研究会についても、事前に全清飲に話をして考え方を共有している」と説明する。 研究会では、各社とも課題別に担当を設け月1回の情報交換を行う。 なお、共同会見の出席者は以下の通り。 ――アサヒ飲料の米女太一社長 ――伊藤園の中野悦久取締役専務執行役員生産本部長CSO ――キリンビバレッジの井上一弘社長 ――コカ・コーラ ボトラーズジャパンの荷堂真紀執行役員最高経営戦略責任者兼経営戦略本部長 ――サントリー食品インターナショナルの小野真紀子社長
