熊本市の杉養蜂園、フィリピンで店舗展開へ 現地企業とフランチャイズ契約締結
蜂蜜製品製造販売の杉養蜂園(熊本市)は2025年にもフィリピンで店舗展開を始める。現地で百貨店事業などを手がける「Educar Holdings」(エデュカーホールディングス)とフランチャイズ(FC)契約を結んだ。杉養蜂園にとって初めてのフィリピン進出。店舗のFC展開は国内外で初の試みとなる。 熊本の経済ニュース
フィリピンでは健康志向が高まりつつあり、蜂蜜製品の需要が見込めるという。店舗の具体的な場所や開店時期は今後詰める。エデュカー社はフィリピンで大手コーヒーチェーンのFC店も約500店運営しており、これらの店舗で蜂蜜製品を使う可能性もある。 来日したエデュカー社の経営幹部が杉養蜂園の店舗を訪れて商品を気に入り、フィリピンでの展開を申し出た。杉養蜂園は現在、日本国内で76店舗、香港とシンガポールで計4店舗を経営している。 11月25日に熊本市のホテルで契約調印式を開いた。杉養蜂園の米田弘一社長は「フィリピンにおいても人々の健康や美容をサポートしたい」。エデュカー社のエドゥアルド・ソリアーノ・ロペス・ジュニア会長は「杉養蜂園が培ってきたお客さまとの関係性や商品の品質をフィリピンにも紹介したい」と話した。(山本文子)