能登地震被災地の物資輸送を支援 宅配大手、ノウハウ活用
能登半島地震の被災地では、発生直後から生活物資の輸送を宅配大手が支援している。運搬や仕分けといったノウハウを持つ人材や車両を大量に送り、混乱しがちな物流網を維持する。効率的な作業で道路の渋滞回避にも一役買っている。 佐川急便は自治体からの要請に基づき2日から支援内容の検討を始め、石川県内の3市3町に最大で従業員ら計60人超、トラック約50台を投入。水や食料、簡易ベッドや簡易トイレといった生活用品を中心に運んでいる。 ヤマト運輸は石川県に対し、全国から大量に届く物資の管理方法を助言する。金沢市の保管場所に所狭しと並ぶ荷物の中で、運搬車両を効率的に動かす方法などを指南している。