“新たな金満”ニースを象徴する「イブラヒモビッチ2世」【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
前任CFのバロテッリとはライフスタイルでも対極に
昨夏に加入したドルベアは、オーナーが変わった新生ニースの野心を物語る最初のシンボル。年明け12試合で6得点と、調子は上向きだ。(C) Getty Images
2019年夏のオーナー交代で金満クラブのひとつとなった南仏のクラブ、ニースを象徴しているのがデンマーク代表のCF。同じアヤックス出身で同じ北欧出身のイブラヒモビッチとも比較されるキャスパー・ドルベアだ(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年3月19日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載)。 ―――◆―――◆――― 2019年夏からニースに所属するキャスパー・ドルベアは、新たに加わったそのチームでかなり特殊な歓迎のされ方をした。アヤックス・アムステルダムから移籍してほんの3週間後、クラブのロッカールームで高価な腕時計を盗まれたのだ。それは7万ユーロ(約875万円)で手に入れた宝石のような腕時計だった。 自分が盗んだと自白したのは当時18歳のチームメイト、ラミンヌ・ディアビ・ファディガであった。2018―2019シ
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