【40代・50代の睡眠改革】夜中の地震、寝室から脱出できますか?
「今年は辰年。辰の字に雨冠を加えると『震』。震えるとなり、地震には気をつけた方がいい年まわりとのこと」と話すのはネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコさん。今回のお話は「夜中の地震への備え」についてだ。 「そういえば元日から能登半島地震があり、つい最近も豊後水道で大きな地震がありました。それに近くの台湾でも頻発しています。こんなことは当たってほしくはありませんが、備えあれば憂いなしと言いますから、出来るところから点検しつつ準備していきましょう。 以前に『夜中の災害に備えて。寝室で今すぐ点検しておきたい3つのこと』という記事を書きましたが、やはり寝室にいる時間は長く、そして何より無防備で意識がない時のため、普段の生活時間より準備が必要だと思います。 寝ている場所や状況も、平屋かマンションの高層階か、窓のある無し、周囲に置いてある家具の大きさ、パートナーや子どもやペットと一緒にいるのかどうかなど、とにかく千差万別です」 ゆえにそれぞれのお宅にあった準備が必要になるとヨシダさんは続ける。 「夜中に地震が起きたらどうなるのか? まずは想像してみましょう。寝ているところに上から何か落ちてこないか、足元に不要なものを置きすぎていないかなどを確認した上で、寝室から脱出できる窓やドアを今一度見直してみてください」 そしてやるべきことは…
1. 寝室の出入り口を確保
「箪笥や本棚などが横倒しになり、ドアを塞いでしまわないか。それだけで避難することすらできなくなってしまいます。電気もない暗い状態で、足元に散乱したものがあることを想定しての避難路の確保です。 ドアのそばのみならず、寝室には大きな家具は避けた方がいいですし、例え低い家具でも横揺れでドアを塞ぐ可能性もあるため、場合によっては固定することも検討してください。 また、ドアの開閉タイプにもよりますが、逆側に何か障害物があって開かない事もあるため、その点も注意が必要でしょう」