ニコール・キッドマン&セレーナ・ゴメス、米『THR』誌の「Women In Entertainment Gala」で受賞
米『ハリウッド・リポーター』誌の「THR Women in Entertainment Gala」授賞式が4日、ライフタイム・チャンネル主催で開催された。 ニコール・キッドマン&セレーナ・ゴメス、米『THR』誌の「Women In Entertainment Gala」で受賞 今年のイベントは、THRによる毎年恒例の「エンターテインメント業界で最も影響力のある女性トップ100」の発表と重なり、その分野で先駆者的な女性に贈られる<Sherry Lansing Leadership賞>をニコール・キッドマンに授与。セレーナ・ゴメスも<Equity in Entertainment賞>を受賞し、エンタメ業界内で過小評価コミュニティの声を強化する活動が評価された。
ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』で共演したモリー・シャノンから賞を受け取ったゴメスは、当時15歳でドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』を観客の前で撮影していた時のことを回想した。 「観客席から娘を連れた若い母親が近寄ってきて、『テレビに出てくれてありがとう。やっと、娘が自分の容姿に似た人を尊敬できるようになった』と言われました。当時私は表現や、その言葉の重みについてはほとんど考えていませんでした。でも、とても感謝していて、どんな形であれその期待に応えようと頑張りたいと思っていました」
「私は特に若い世代に感銘を受けています。彼らは自分たちが見られることを要求し、現状を受け入れることを拒んでいるからです。また、消費者として私たちは大きな力を持っています。公平なレプリゼンデーションを優先する作品を支援することで、私たちは業界のリーダーたちに、多様な世界の現実を反映する物語を求めていることを明確に伝えられます。共に力を合わせれば、障壁を打ち破り、女性の声を大きくし、すべての人々の物語が語られる未来を作り出すことができるのです」
そしてキッドマンは、20年来の友人で俳優のローラ・ダーンに紹介され壇上に登場。スタンディングオベーションで迎えられ、<Sherry Lansing Leadership賞>の歴代受賞者、最近一緒に仕事をした若い世代の人々、夫のキース・アーバンと娘たち、そして3か月前に亡くなった母親に感謝を述べた。 「この部屋を出る際に、今日誰かを導いてください。なぜなら、他の人々から得られるサポートとアドバイスがどれほど大切なものかわからないからです。この部屋には多くの影響力のある人々がいます。サポートを示し、誰かを適切に導いてあげてください。そうすれば、世界はその恩恵を受けるでしょう。そして、シェリー・ランシングが私の人生に影響を与えたように、あなたも誰かの人生に影響を与えるかもしれません」 ランシングの名前を冠した賞を受け、敬意を表したキッドマン。ランシングは自身にとって「ロサンゼルスに初めて来たときに出会った最初の幹部」であり、“人生を変えた”映画であるという『めぐりあう時間たち』を支援してくれたと語った。 また、イベントには受賞者に加え、ジェニファー・ローレンス、ケリー・ワシントン、パメラ・アンダーソン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、ナターシャ・ロスウェル、ダニエル・ブルックス、キャシー・ベイツ、ジュリア・フォックス、ジア・コッポラ、ダイアン・ウォーレンら豪華スターが出席した。 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。