【令和版・香水のつけ方】手首or手の甲、どっちが正解?香水をつけない方がいいシーンは?
「香水は手の甲につける」は正しいの?
香りが混ざりにくいから、手首よりは手の甲につけるのがベター 牧野和世さん 手の甲が“正解”というわけでなく、手首は脈打つ場所のため、匂いが変わりやすい傾向があります。そのため、より香りが変わりにくいという点では、体温が影響しにくい手の甲の方がベターです。衣類などで擦れにくい場所でもあるのですが、手を洗ったりすると結局香りが飛んでしまうので、都度香水をつけ直すか、それができない場合には髪や洋服につけるといいでしょう。
「自分にも香るくらい香水をつける」のはOK・NGどっち?
自分でわかるくらい香るということは、周囲に「つけすぎ」と思われてるはず 牧野和世さん 香りを感じやすい首周りなどにつけた場合は別ですが、ちょっと香りが強いかな……?と自分で感じた時点で、周囲の人には既に「つけすぎ」と思われているかもしれません。特に最近は、さりげない香り立ちがトレンド。強い香りがトレンドだった昔と比べてより香りを“強い”と感じやすくなっているので、シーンによっては注意が必要です。3プッシュ以内にとどめた方がいいでしょう。また、つけすぎた場合はアルコール入りのウエットティッシュで拭き取るのがおすすめ。
香水をつけない方がいいシーンってどんなとき?
絶対ダメというワケではないけれど、食事や仕事のシーンは注意が必要 牧野和世さん 香水は自由に楽しむものなので、つける、つけないに関して、基本的には個人の判断で良いと思います。ただ、食事、特に味だけでなく繊細な香りも楽しむ和食のお店に行く際には避けた方が賢明です。私の香水好きの知人は、ある有名店の入り口でファブリーズかけられたことがあるそうです。仕事のシーンは、香水自体がNGというわけではなく、パウダリーなどの甘い香りは主張しすぎてしまうので、石鹸系やアロマ系の淡い香り立ちのものをチョイスすると◎。 写真協力/Shutterstock 取材・文/中川知春 Edited by 西村 美名子
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