良品計画がトップ交代 堂前宣夫社長は代表権を持たない会長に
「無印良品」を展開する良品計画が10月11日、新代表取締役社長に現副社長の清水智氏が昇格する人事を発表した。現社長の堂前宣夫氏は代表権を持たない取締役会長に着任し、現取締役会長の金井政明氏は顧問に就く。 【写真】社長職から会長職に着任するファストリ出身の堂前氏
清水氏は1974年3月14日生まれ。1996年に良品計画入社後、2011年から無印良品有楽町店の店長として勤務し、2015年に取締役東アジア事業部長に就任。2022年に取締役副社長に着任し、現在は同職と中国大陸・台湾・香港事業と生活雑貨部の管掌役員として従事している。 現社長の堂前氏はファーストリテイリングで取締役を経験した実績を持つ。良品計画には2019年に入社し、専務取締役兼執行役員 営業本部長を経て、2021年9月から現職に就いている。 同社は今回人事の理由を「経営体制変更のため」と説明。正式な就任は11月23日を予定している。なお、その他の新任として、上席執行役員の高橋広隆氏が取締役上席執行役員に着任する。