ステンレス協会長交代会見 井上氏「魅力を発信」
ステンレス協会は10日、東京・茅場町の鉄鋼会館で会長交代会見を開き、井上昭彦新会長(日鉄ステンレス)と、退任した久保田尚志前会長(日本冶金工業社長)が産業新聞社などの取材に応じた。 就任にあたって井上新会長は「内需が減少傾向にあると言われているが、カーボンニュートラルをはじめ、人手不足など業界に追い風をもたらすものもある。ステンレスはライフサイクルで見た時のCO2排出量が他の素材に比べ少なく、耐食性はメンテナンスが削減できる。これにより人手不足に貢献できるといった需要も期待できる。協会活動を通して、ステンレスの魅力を世の中に訴えていきたい」と述べた。