人情たっぷり ランナーも応援も盛り上がった大阪マラソン
「がんばれー」とランナーに水をまく姿も
同日の大阪市内の最高気温は20.6度(大阪管区気象台調べ)だったが、青空の広がる好天だったため、走っているランナーにとっては暑さを感じる。 それをうるおすかのように、ボランティアがゴミ箱いっぱいに入れた水を、しゃくしを使って「がんばれー」と叫びながらまく姿もみられた。ランナーの中には「すんまえん、足にかけて」「太ももに」とお願いする人もいるなど、ありがたい存在だったようだ。 沿道では、自主的に痛み止めスプレーをランナーたちに提供する人や、ブラスバンドで演奏して応援する人たち。あと「ハイタッチ」をする光景が多数みられた。中には「5年連続で落選しました」というプラカードをもって「ゴールはもうすぐだから、がんばれ」とエールを送る人もいるなど応援スタイルは様々で、それらも楽しめたようだ。
ゴールの東京の女性「声援も温かく元気をもらえた」
ゴール地点でフィニッシュのタオルを手に喜びの表情を浮かべていたのは福島県出身で東京都在住の松島直美さん(40)。こうした沿道の声援を受けながら走った感想はと聞くと「名所をめぐりながら街中を走るので楽しみながら走ることが出来ました」とうれしそうに語る。 また「大阪の皆さんの声援も温かくて元気をもらえるいい大会だったと思います」と話し、ゴール地点で迎えてくれた家族や親戚らと楽しいひとときをすごしていた。 まさにお祭りといった大阪マラソン。ゴール地点では、「来年は違った衣装で走るで」と意気込むランナーの姿もあるなど「大阪らしい」楽しいん雰囲気が最後までみられた。5回開催を終え、地元だけでなく、全国的にも、もうすっかり「大阪の名物」という位置づけになったのではないだろうか。