【レパードS予想】経験が結果を左右する!? 前走右回りだった馬や着順、レース格を要チェック
今週の日曜日は、新潟競馬場でレパードステークス(GIII・ダート1800m)が行われます。 【写真】ジーサイクロンのこれまでの軌跡 過去10年のレパードSでは、前走で左回りに出走していた馬が6勝。前走で右回りに出走していた馬が4勝となっています。レパードSは左回りの新潟で行われますので、前走で左回りのレースを経験している馬に僅かながらアドバンテージがあると言えるかもしれません。 前走で右回りに出走しながらもレパードSで勝利を挙げた4頭の内、3頭が前走で2着以内に好走していました。前走できっちりと上位争いに加わり、その好調を維持し結果を残していると言えそうです。残る1頭は17年のローズプリンスダム。前走では8着に敗れていますが、このレースは同世代のトップレベルが集まるジャパンダートダービーでの結果でした。よって、前走で右回りだった馬については、その時の着順やレース格に着目して評価の上げ下げを決めたいところです。 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。 【条件】 前走で京都ダート1800mに出走 [0-0-0-10]複勝率0% 該当馬:ジーサイクロン、ノットイナフ、ミッキークレスト (過去の該当馬:23年エクロジャイト2番人気4着、16年ネクストムーブ3番人気7着) ※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。 上位人気が予想されるジーサイクロンが該当しました。 京都ダート1800mはレパードSと同じ距離ですが、意外なほどに成績を残せていません。京都と新潟では左右の回りが違う事もありますが、それ以上にレースの流れに大きな差異があるのではないでしょうか。 前走で京都ダート1800mでの競馬を経験した馬が新潟ダート1800mに出走すると、レースの質の違いに戸惑ってしまい、本来の力を出し切れないままレースが終わってしまうのではないかと思われます。 ジーサイクロンは現在3連勝中と勢いに乗っていますが、ここ2戦で騎乗していた川田騎手は別の馬に騎乗しています。川田騎手がジーサイクロンの能力を高く評価していれば、ここでも騎乗しているはずですが、他の馬に乗っているという事はそこまで評価が高くないのかもしれません。 また、ジーサイクロンはこれまでに5戦していますが、全て右回りに出走しています。今回が初めての左回りになりますし、経験の無い左回りに戸惑い本来のパフォーマンスを出せない可能性も否定はできません。過去の傾向も踏まえると人気でも手が出しづらい印象ですし、配当妙味も考えると他の馬から入る方が期待値は高くなるかもしれません。 重賞レースの参考に、是非お役立てください。