4年ぶり小学生が始球式 公募で特訓重ね全力投球 センバツ
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)第2日の19日、小学生による始球式が4年ぶりに行われた。第1試合の開始を待ちわびる大観衆が見守る中、兵庫県宝塚市立末広小1年、棚橋司さん(7)が緊張した表情で登場。大きく振りかぶって全力でボールを投じると、やや一塁側にそれたがワンバウンドで捕手のミットに収まった。場内は「おお」とどよめき、割れるような拍手を送られた。 棚橋さんは「(捕手の)お兄ちゃんに届くように、真っすぐ投げようと思った」と振り返り、ホッとした様子だった。この日に向け、父直之さん(41)とキャッチボールをして特訓を重ねたという。 近畿2府4県在住の小学生による公募始球式は準々決勝までの第1試合で行う予定。【喜田奈那】