火と一緒に「お庭時間」を楽しむ! サビを育てる全天候型ストーブ「RB73」シリーズから2モデルが日本上陸
薪ストーブ文化を発信すること36年。薪ストーブや暖炉、アウトドアでの焚き火まで、火とともにある時間と空間の活用術を提案する薪火のライフスタイルブランド「ファイヤーサイド」。“人に寄り添う、自然に寄り添う。”をビジョンに掲げ、世界中の各種ストーブを取り揃える豊富なラインアップはもちろん、さまざまな暖房器具をはじめとしたアイテムを信州・駒ヶ根から発信しています。 【写真】オランダ製の薪ストーブRB73シリーズのラインアップを見る(全27枚)
3面ガラスで炎のゆらぎを堪能
雨が降っても焚き火が愉しめるオランダ製の全天候型ストーブ「RB73」シリーズから、新モデルが日本に上陸しました。3面ガラスとオーブンを備えたテラスストーブの「Quercus」(クエルカス)は、6mm厚のコールテン鋼を使用し、重厚感のある佇まいが魅力。 また炎を楽しみながらオーブン室で調理ができ、庫内のピザストーンの上では美味しいピザやパンを焼くことができるほか、グラタンなどのオーブン料理も楽しめます。さらに、炉内の直火でポップコーンをつくったり、天板でお湯を沸かしたり、調理するのも可能。食が加わることで屋外で過ごす時間がより豊かなものなります。
秀逸なデザインのコンパクトストーブも登場
クエルカスに対して、ひと回りコンパクトなストーブの「Piquia」(ピクイア)には、耐候性がある3mm厚のコールテン鋼が採用され、デザイン性の高いハンドルとリベット加工により、小さいながらも存在感は抜群。セラミックと鉄の輻射熱によりストーブの暖かさを体感することができます。 また、2021年10月発売の既存モデルの「Quaruba」(クアルバ)もラインアップ。4面ガラスにより360度どこからでも美しい炎が鑑賞できるのが美点であり、暖かいサビ色がもたらすコールテン鋼は耐候性に優れ、長寿命を実現。密閉式のドアを採用することで、火花や灰の飛散を防ぐことができます。 ほかにも、テラスストーブと併せて使いたいコールテン鋼を使用した車輪がついたウッドストレージカーやウッドストレージボックスに加え、火の粉から床面を保護するRB73用フロアシートもラインアップ。ストーブを庭やテラス、デッキに置きリラックスした時間をゆったり過ごすことができるはずです。
エイジングが愉しめるのも一興
今回ご紹介したコールテン鋼(耐候性鋼)を採用した各アイテムは、サビによってサビの発生を抑制する特徴があります。屋外に放置すると、はじめは表面に普通鋼と同じように赤茶色のサビが発生し、濡れる・乾くを繰り返すことで鋼の表面に合金物質が関与する保護層を形成して、以降のサビの発生を抑制します。 赤茶色のサビは年を重ねるごとに暗褐色へと変化するので、サビの落ち着きた色調を楽しむことができるのも、RB73シリーズをはじめとしたコールテン鋼の趣あるアイテムの最大の魅力でもあります。
ソトラバ編集部