東海大菅生、春初勝利 聖カタリナ学園破る 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第5日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、6年ぶり4回目出場の東海大菅生(東京)が春夏通じて初出場の聖カタリナ学園(愛媛)を4-3で破り、第8日(27日)の2回戦に進んだ。東海大菅生は第69回大会(1997年)の初出場以来、センバツ初勝利となった。 【東海大菅生vs聖カタリナ学園の試合を写真特集で】 東海大菅生が序盤に主導権を握り、逃げ切った。二回に鈴木悠が左翼ポール際にソロ本塁打。三回は千田が左越え2ランを放った。先発の鈴木泰は六回途中3安打無失点の好投。聖カタリナ学園は七回に捕逸で1点を挙げ、九回も田代の犠飛などで2点を加えて1点差に迫ったが及ばず。粘りの投球を見せた桜井を援護できなかった。 ◇東海大菅生・若林弘泰監督 4度目のセンバツでやっと1勝できた。本来なら(エースの)本田が先発だが、肩に違和感があった。(先発の)鈴木泰は調子が良く、最後はうちのパターンの千田にかけた。 ◇聖カタリナ学園・越智良平監督 満塁の好機で、もう一押しできなかったのが敗因。2本塁打で得点した相手の方が勝負強かった。歴史をこれから作れるように、夏に向けてこの敗戦を生かしたい。 ◇聖カタリナ学園・桜井頼之介投手 本塁打を打たれた2球はともにスライダー。コースが甘かったし、すごく高かった。一球への甘さが出た。一球を大切にしないといけない。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。