旭川・女子高校生殺害 被告が手紙につづった後悔 特殊詐欺相次ぐ 元実行犯の告白【プレイバック2024】
まず、当時19歳の女の主張。女子高校生は内田被告の指示で川の方を向き、橋の欄干に座っていました。その際、女が二の腕と背中を、内田被告が背中を押します。高校生は、とっさにロープに捕まったものの落下。内田被告に「行くよ」と言われ、立ち去ったといいます。 一方、内田被告の主張はこうです。2人は、高校生を橋の欄干の外側に、川の方を向かせて立たせたといいます。そのままの状態にして立ち去ると、「ドン」という音が聞こえたと話しているとういことです。 2人の主張が食い違う中、事件の真相はどこにあるのでしょうか?当時19歳の女の裁判は、来年2月に始まります。そして、来年夏ごろには、内田被告の裁判も始まる見通しです。
今年は「闇バイト」による犯罪も横行しました。道内でも、強盗などに関与したとして2人が逮捕・起訴されています。闇バイトの背後にあるのは、SNSなどで実行犯を募る匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」。被害が収まらない「特殊詐欺」の温床とされています。
道内の特殊詐欺による被害額は、11月まででおよそ6億2000万円。去年1年間の被害額をすでに5000万円ほど上回り、過去5年で2番目に多い額となっています。 特殊詐欺の実態とは?HTBは、かつて道内で「受け子」や「かけ子」をしていたという男性を取材しました。
特殊詐欺に関与した男性(24):「きっかけは、先輩からの誘いで『いいバイト』とか『普通に働いていて稼げる額が1日で入るよ』みたいな感じで軽く言われて、どんなもんかなと軽い感じでやりました」。 伊達市に住む24歳の男性。初めて特殊詐欺に関わったのは4年前、20歳の時でした。与えられた役割は、いわゆる「かけ子」。 特殊詐欺に関与した男性(24):「台本みたいなのがあって、その通り言っていくだけ。『キャッシュカードの被害があって、そちらのお宅に私服警察官がキャッシュカードを回収しに行くから準備して待っていてほしい』と」。 記者:「詐欺なんじゃないかと疑われることは?」 男性:「ありましたね。『そう言われたら切っちゃっていい』と言われていたので、ガチャっと(切りました)。1人がずっと座って僕らの方を見ているという感じで、切ったら切ったで『ドンマイ、また次頑張ってかけて』と言われて」。 札幌市内のマンションの一室で3時間ほど電話をかけ、その日だけで20万円ほどの報酬を得たそうです。罪悪感から一度は距離を置きましたが、その後も先輩からの誘いは続き、2年前、再び手を染めてしまいました。当時は「コロナ禍」で、収入が減っていたと言います。 特殊詐欺に関与した男性(24):「給料が全然入らなかったりとか、暮らせる分はあっても遊ぶ分がなかったので、小遣い稼ぎの短期バイトみたいな感じでやりました」。