満を持してメジャー挑戦も…MLBの壁に阻まれた大物(5)防御率7点台と”大低迷"
2024年シーズンが開幕を迎え、熱戦が繰り広げられているメジャーリーグ。今季からMLBに挑戦している山本由伸(ドジャース)、今永昇太(カブス)は、早くも存在感を放っている。しかし、過去にはNPBで圧倒的な成績を残したものの、渡米後は苦戦を強いられた選手も数多く存在。ここでは、メジャーの壁に阻まれた選手を紹介する。
有原航平
・出身地:広島県 ・投打:右投右打 ・身長/体重:189㎝/95㎏ ・生年月日:1992年8月11日 ・経歴:広陵高-早稲田大 ・ドラフト:2014年ドラフト1位 有原航平は、メジャー2年間でわずか3勝にとどまった。 2014年ドラフト会議で4球団競合の末、北海道日本ハムファイターズへ入団。プロ1年目から先発ローテーションの一角として存在感を示し、8勝を挙げて新人王に輝いた。 その後はチームのエース格として実績を残し、2019年には15勝、防御率2.46の好成績で最多勝を獲得した。2020年オフにポスティングシステムを行使し、MLBに挑戦。テキサス・レンジャーズと2年契約を締結した。 しかし、メジャー1年目は故障の影響もあり、10先発で2勝4敗、防御率6.64に沈んだ。2022年は傘下マイナーリーグで開幕を迎え、8月にメジャー昇格を果たしたが、1勝3敗、防御率9.45と振るわなかった。 同年オフにFAとなり、MLBでの契約を模索していたが、最終的に福岡ソフトバンクホークス入りを決断し、NPBへ復帰する運びとなった。
ベースボールチャンネル編集部