【エリア別】2024年最新アートとグルメを堪能する、Pen お薦めの大阪旅、 ミシュラン星つき店発のベーカリー、話題の牛カツサンドetc...
立ち寄りグルメ「肉料理PINE」
梅田駅東側に位置する堂山エリアには、多くの飲食店や飲み屋がひしめく。なかでもいま注目なのが、昨年9月にオープンした立ち飲み屋「肉料理PINE」。細い路地裏を進むと見えてくる、見事な枝ぶりの松の盆栽が目印だ。腰の高さの小さな襖から潜るように入ると、カウンター前に大勢の客で賑わっている。この店では、肉割烹や焼肉店で修業した松下聖輝さんが提供する、A5ランクの和牛や上質な肉をを使ったメニューの数々をワンコイン前後とリーズナブルな価格で堪能できる。 ほとんどの客が注文するのが「名物 味噌カツサンド」。赤身の柔らかい希少部位を使ったボリューム満点のカツサンドに八丁味噌ソースと刻んだ高菜のタルタルソースがアクセントになっている。国内外のクラフトジンも30種類と充実の品揃え。いつも満席状態の人気ぶりなので、開店直後の17時前後が狙い目。阪急百貨店うめだ本店からも徒歩圏内なので、梅田界隈のアートホッピングの最後に立ち寄りたい。 _______________________ 肉料理PINE 大阪府大阪市北区堂山町7-16 TEL:080-9605-5158 営業時間:17時~1時 定休日:月 _______________________
立ち寄りグルメ 「café KITONARI」
中之島界隈で一休みするなら、今春リニューアルオープンした大阪市立東洋陶磁美術館の隣に新たに誕生した「café KITONARI」へ。「アートエリアB1」からも徒歩2分だ。全面ガラス張りで、目の前には国指定重要文化財の大阪市中央公会堂を臨む眺望抜群な空間でいただけるのは、美術館が所蔵する国宝や重要文化財などの希少な館蔵品を再現したユニークなドリンクやスイーツだ。 中国の名窯・鈞窯(きんよう)でつくられた青色と紫色のグラデーションが美しい「紫紅釉盆」を、バタフライピーティーとレモンシロップ、パイナップルとライチジュースで再現した見目麗しいドリンクや11世紀の北宋時代に定窯でつくられた「白磁刻花牡丹文瓶」の曲線を食用フレーバーバブルで表現したパンナコッタは、球体が弾ける様子も楽しめる。大阪市立東洋陶磁美術館のリニューアルオープン記念特別展『シン・東洋陶磁―MOCOコレクション』で珠玉のコレクションを鑑賞した後に、館蔵品を模したスイーツを味わうのも乙なものだ。 _______________________ 大阪市立東洋陶磁美術館 「café KITONARI」 大阪府大阪市北区中之島1丁目1-26 TEL:070-3316-7416 070-3316-7416 営業時間: 9時30分~17時(L.O.16時30分) 定休日:美術館に準ずる _______________________
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