【エリア別】2024年最新アートとグルメを堪能する、Pen お薦めの大阪旅、 ミシュラン星つき店発のベーカリー、話題の牛カツサンドetc...
中央エリア 京町堀 / 本町 / 南船場 など
みどころ① 「ESC Garage&Club」 個性的なショップが軒を連ねる阿波座エリア。昨年9月にオープンした「ESC Garage&Club」もそのひとつ。愛車とともに過ごす完全会員制の世界初ガレージ&クラブ。パリを拠点に活躍するアートユニットNONOTAKのインスタレーション作品が今回大阪初上陸した。直線や曲線、幾何学の光と音が融合した代表作『SIGNALS』をベースにした新作『SIGNALS Type:ESC』で光と音の渦に没入体験できる。 みどころ② エスパス・ドゥソンドゥ 南船場に1930年に建設された大阪農林会館の2階に位置するイベントスペースの「エスパスドゥソンドゥ」では、アーティスト・針金マキの個展『針金アニメ』展が開催中。「針金の線と漫画のボールペンの線はどちらも均一で、漫画もワイヤーアートも線が閉じることで完成するところが共通していて惹かれる」と言う作家が、異なるメディアを通して“線”を追求し、平面と立体の間を行き来する作品世界が展開されている。会場となったレトロなビルのアーチを描く梁と白い漆喰塗りの壁に映る美しい陰影の線も印象的だ。 みどころ③ W大阪 安藤忠雄がデザイン監修した“大人の遊び場”がコンセプトのラグジュアリーホテル「W大阪」のW階にある「LIVING ROOM」のレッドルームにて、新進気鋭のアーティスト・工藤玲によるネオン管を用いた作品展『VAPID』が展示されている。中学時代に地元・高知県の歓楽街でネオンサインの光に魅せられた工藤はアメリカとウクライナでネオンの技術を習得。その後、「LEDと違い、ネオンは全方位に照らすことができる」と、新たな光の表現に挑み、鉄やアクリルなど様々な素材とネオンを組み合わせたアート作品を発表している。
立ち寄りグルメ 「QUOI(クワァ)」
全国の美食家が通うミシュラン2つ星フレンチ「La Cime(ラシーム)」の高田裕介シェフが新たに展開したのが、ベーカリー「QUOI(クワァ)」。レストランの2軒隣に今年5月15日にオープンした同店では、パンドミやクロワッサン、ベーグルなど7種類に絞ったメニュー構成。シンプルでごまかしが効かないからこそ技術の高さが際立つパンが勢揃いだ。 三軒茶屋の名店「シニフィアンシニフィエ」で7年修業した池田由美子さんを筆頭に、有名店で研鑽を積んだ赤松昭子さん、山田笑美さんの3人の実力派パン職人の作るパンは既にファンが多く早い時間帯に売り切れることも多い。 さらに高田シェフが考案する個性的なスプレッドはマストバイ。パンに塗ることでシナジー効果を生み出し忘れられない味わいになる。現在は「キャラメルナッツクリームチーズ」など4種類を展開中だが、今後、ブイヤーベースやコーンポタージュなどさまざまなスプレッドを展開する予定だ。イートインスペースはないが、店の外側にはウッドベンチが設置され、コーヒーやニューヨーク風クッキーなどもテイクアウトできるので、本町のギャラリーやインテリアショップなど街歩きのお供にぜひ覚えておきたい。 _______________________ 「QUOI」 大阪府大阪市中央区瓦町3-2-13 営業時間:11時~19時 定休日:月、火 _______________________
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