15日午前9時、青森県下で一斉訓練 「防災ウイーク」始まる
青森県民の防災意識向上を促す県の「あおもり防災ウイーク」が5日、始まった。自治体や企業、家庭などが期間中に防災に関する取り組みを実施する「チャレンジ宣言」は7日午前時点で約100件寄せられ、各地では訓練や研修会が行われている。県は15日午前9時から「県下一斉シェイクアウト(身体保護)訓練」を行う予定で、多くの参加を呼びかけている。ウイークは24日まで。 県のホームページでは、団体、個人から寄せられた「緊急時対応マニュアルを再確認する」「防災士による講話を行う」「自宅のブレーカーを落として一日停電生活を実践する」といったさまざまな宣言を掲載している。 県がウイークの中心に位置付ける身体保護訓練は「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震」で大津波警報が発表された-と想定。各市町村が防災無線や緊急速報メールなどで知らせ、県民に約1分間、職場や学校、家庭などで▽机やテーブルの下に隠れる▽クッションやかばんで頭を守る-などの訓練をしてもらう。 同訓練に参加できなくても期間中に▽居住地域のハザードマップ確認▽避難場所やルートの確認▽備蓄物資の確認▽家具の転倒防止-などの「備え」を促す。 県防災危機管理課の原田隼平主事は「県民一人一人がいざという時にどう動けばいいかを考え、防災に関心を持つきっかけになれば」と話した。