N党・立花氏拡散の公用PC情報は本物かを調査 斎藤知事が年明けに第三者委設置の方針
兵庫県の斎藤元彦知事は26日の定例会見で、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首らが、斎藤氏の疑惑などを告発した元県幹部の男性=7月に死亡=が公用パソコン内に保存していた情報だとして交流サイト(SNS)上などで公開したデータに関し、経緯などを調査する第三者委員会を年明け早々にも設置する意向を明らかにした。 今年11月下旬、立花氏が男性が公用パソコン内に保存していた私的情報とされるデータをSNS上に公開。斎藤氏は12月2日、報道陣の取材に対し、公開された情報が「本物かどうかわからない」とし、第三者委の設置を検討しているとしていた。 この日の会見で、斎藤氏は県保有情報の管理を担当する部署が既に県弁護士会に委員の推薦を依頼しているとし、設置については「年明け早々か、できるだけ早く設置できるよう調整している」と説明。第三者委について「コンプライアンス的な管理のあり方も指摘すべきところがあればしてもらう」と話した。 実際に県が保有する情報かどうかを含め、事実関係の確認を優先させるとし、既に公開されたデータについてのサイト運営者側への削除依頼や、刑事告訴といった対応については明言を避けた。