「一瞬たりとも野球のことを忘れるな」巨人・阿部監督“オフの心得5箇条”伝授 秋季キャンプ打ち上げ春の激変に期待
「巨人秋季練習」(10日、ジャイアンツ球場) 巨人の阿部慎之助監督(45)が10日、選手にオフの心得5箇条を説いた。この日、川崎市のジャイアンツ球場で秋季練習が終了。10月29日から2週間、短期練習に個々の自問自答と自覚を求め、来年2月のキャンプインに“激変”を期待した。 外野のノック、フリー打撃などのメニューを終えると、円陣の中心で阿部監督がナインに語りかけた。「いつも言っていることだけど、『毎日不安に駆られろ』と。『一瞬たりとも野球のことを忘れるな』」。現役選手に必要なのはオフとはいえ、野球を最優先にする生活だ。 「『今まで一番やったんだと思える自主トレにしてきてくれ』と。あとはメリハリ。『質なんか要らない、とにかく量だよ』。『迷ったら、やれ』だ」。今年は宮崎での秋季キャンプを行わず、ジャイアンツ球場で約2週間の短期練習。背景には選手個々に、プロ選手としての成長を願う思いがある。 チームとしては、4年ぶりのリーグ優勝を成し遂げたが、CSファイナルSでDeNAに敗退。日本シリーズに進出することができなかった。「しっかり自問自答して。今年の自分はどうだったか。そういうことを考える時間もある」。迷ったらGO。野球漬けの日々が底上げには欠かせない。