ヤクルト大西広樹が延長で回またぎで勝利呼び込む好救援「伊藤コーチにもう1回と言われてから集中していました」
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト5×-3中日(3日、神宮球場) まさに勝利を呼び込む好救援でした。 【画像】支配下契約のヤクルト・岩田幸宏 高津監督「頑張ってきたので当然」 ヤクルトは序盤に3点を奪いますが、終盤に追いつかれ延長戦へ。3-3の延長10回に5番手で大西広樹投手がマウンドに上がりました。 対するは中日の中軸と対戦。前の打席でホームランを放っている4番の中田翔選手にはインコースのシュートをつまらせ1球で内野ゴロ。続く細川成也選手は低めのフォークで空振り三振に打ち取るなど、三者凡退に抑えます。 「伊藤智仁コーチにもう1回と言われてから集中していました」と続く11回もマウンドへ。1アウトから村松開人選手にヒットを浴びるなど、2アウト1、2塁のピンチを背負いますが、最後は田中幹也選手を外野フライと打ち取り、2イニングを無失点に抑えました。 延長での回またぎに「ムーさん(中村悠平捕手)に怒られたくないので腕を振りました」と振り返る大西投手。その好投に応えるように直後の攻撃では、中村選手がチームにとって4回以来のヒットで出塁。続く途中出場の塩見泰隆選手がサヨナラ2ランで試合にケリをつけました。 「塩見さんのおかげだと思います」と謙虚に感謝を伝えた右腕は、今季はこれで2勝目。先月28日の阪神戦では不運なヒットで2失点しましたが、ここまで12試合で防御率2.08の成績。5年目を迎える26歳は、開幕から安定感が光ります。