「KTM 990RC R」プロトタイプを公開。発売は2025年初頭か

KTMは海外で新型のスーパースポーツモデル「KTM 990RC R」のプロトタイプを公開した。MotoGpでも活躍中の同社が公道用として送り出す注目のリッタースポーツだ。諸元や価格は未発表だが、発売は2025年初頭になる模様。国内導入にも期待していきたい！ 【画像】新型スーパースポーツ「990RC R」をギャラリーで見る（5枚）

現行ラインナップにない待望の大型SSが登場

KTM 990RCR[2025]プロトタイプが公開された新型SS。15年ぶりの登場だ。

KTMが現在ラインナップしているスーパースポーツモデルは「RC390」「RC125」の2モデル。大排気量機も販売しているKTMだが、大型クラスはアドベンチャー、DUKEシリーズのみで、本格的なSSはラインナップにない。過去には、2007年にスーパーバイク世界選手権（WSBK）への参戦を見据えて「1190 RC8」が、2009年には「RC8R」が販売されたほか、2021年にはサーキット専用モデルとして「RC8C」も登場したが、公道用SSは最後の登場から既に15年が経過している。 そんな中、2025年初頭に発売がアナウンスされた今回の新モデル「990RC R」は、現在もMotoGP参戦のノウハウをフィードバックした最新SSとなるだろう。詳細な諸元、仕様は不明で、カラーリングもテスト用のダズルグラフィックに覆われたままだが、特徴的なウィングを持つフェイスマスクにはGPマシンの風格がありありとうかがえる。また、プロトモデルは2024年中に欧州のレースにワイルドカードとして参戦を予定しており、その性能の片鱗は遠からず目にすることができるだろう。 国内への導入アナウンスは未発表だが、先代の大型SSも国内では販売されており、先例は十分。KTMファンは続報に期待してほしい。