センバツV校にガラス製優勝盾 四日市の工芸作家 /三重
ガラス工芸作家の松田忠雄さん(87)=四日市市小林町=が、今春の第93回選抜高校野球大会で10年ぶり3回目の優勝を果たした東海大相模高校(神奈川)の栄誉をたたえるガラス製の優勝盾を制作した。 ガラスなどに細かい砂を吹き付け、文字などを彫るサンドブラストと呼ばれる技法を駆使。監督と選手名、頂点に至るまでのトーナメント表のほか、優勝の2文字を赤色、校名を金色で記した。選手らの名前を彫り込んだグラスも作った。 松田さんは「球児たちは皆、コロナ禍の厳しい環境下でよく頑張った。その中で栄冠をつかんだ東海大相模の選手たちにお祝いの気持ちを込めて作った。優勝の記念品として喜んでもらえれば」と笑顔で話した。近く同校へ送る予定だ。 松田さんは春・夏の甲子園優勝校と、全国高校ラグビーの優勝校にもガラス製の盾を贈り続けている。【松本宣良】 〔三重版〕