ギャビー「居場所がない子供はたくさんいる」施設入りを経験したモデルが今願うこと
16歳で単身上京してから、10年間、ひたすら“モデル道”を突き進んできたギャビーさん。2023年にはNetflixの恋愛リアリティシリーズ『オオカミちゃんには騙されない』に出演し、大きな話題に。SNSでは「見た目も中身も素敵すぎる」「まっすぐなギャビーちゃんが大好き」「ギャビーちゃんいい子や~」と視聴者からの反響が飛び交うほど、見た目はもちろん、その“内面”にも夢中になる人が続出。 【写真】Yahoo未公開!プリッと鍛え上げた「モデル尻」が美しい写真集掲載カット 4月12日には、自らがトータルプロデュースした初の写真集 『FAITH』(講談社)の発売が予定されており、予約が殺到している状況だ。 そんな彼女の内面からあふれる魅力に迫るインタビュー前編では、なかなかハードとも思える幼少期のことについて語ってくれた。ギャビーさんが4歳のときに家族でアメリカから日本に移住するも、米国人のお母様はたった4ヵ月で帰国。お父様もギャビーさんを家に置き仕事に出てしまうことが多かったという。 当時の孤独感や、言語の壁によるいじめ、貧困の経験を振り返りながら、それでも周囲の大人のサポートを受けながら成長してこれたことに感謝し、「一緒にいなくても家族はつながり愛し合っている」と笑顔で語るギャビーさん。 インタビュー中編では、義務教育を終え、16歳でモデルを目指し単身上京してからのこと、4歳の時に離れ離れになった母から突然メッセージが届いた時のことなどについて教えていただいた。
中学卒業後の単身上京を決意。そのきっかけになった「父の教え」
中学2年生になるタイミングで施設に入り、その施設経由でさまざまな家に預けられた経験があることを〈インタビュー前編〉で語ってくれたギャビーさん。だからこそ、義務教育を終えたあとに進学するという選択肢は浮かばなかったという。 「学生として勉強する期間が長くなればなるだけ、自活の日は遠くなります。それにもう人に迷惑をかけたくなかったんです。同情も援助もこれまで十分にしていただいたので、中学校の3年間で、“どうすれば自活できるか”を必死で考え続けたんです。 進路を選ぶとき、先生や周囲の大人の方々は、住み込みで働ける仕事を勧めてくれました。私が安全かつ安定した場所で生活できるように、と考えてくださったその気持ちがとてもありがたかった。だけど、それは私のやりたいことではありませんでした。私の人生は私が決めて進み、他人任せにはしたくない。なぜなら、自分で決めた道なら、どんなに苦しくても前に進めますし、大きな挑戦もできます。もし、失敗しても納得できますしね。これは父が“人のせいにするな”と昔から教えてくれたことが大きいと思います。だから、私はモデルになることを改めて決意し、周囲の心配や反対を押し切って、単身上京することにしたんです」 その資金は、アルバイトで蓄えた。信頼できる年上の友達のアドバイスを得て16歳からできるアルバイトを片っ端から行ったのだ。 「昼も夜も働いて、東京での一人暮らしの資金を稼ぎ、上京しました。その後、“スカウトされないかな”と渋谷をウロウロしていたら、偶然にも雑誌『BLENDA』の編集部の方が声をかけてくださり、それがきっかけで運良く専属モデルになることができたんです。そのことを福岡の友達に伝えるとものすごく喜んでくれました。どの仕事も真剣勝負で挑み、学べるものは全て吸収。夢に向かって進んでいる実感があり、毎日が充実していました」