タイのバンコクでドリアン・ピザを提供するレストラン
タイの首都バンコクにあるショッピングセンター、「ターマハラージ」内にあるレストラン「ドリアン・パパ」では、強烈な匂いを放つことで知られる果物のドリアンをトッピングしたピザ「ピッツァ・デ・ドリアン」(約1190円)を提供している。 柔らかい生地にドリアンをピューレ状にしたホワイトソースを塗り、ペパロニやソーセージの代わりに、ドリアンの果肉をトッピングし、モッツァレラチーズを振りかけこんがりと焼く。 スタッフよると、果肉がカスタード状で、他のドリアンより香りも弱めであるモントーン種のドリアンを使用しているという。 仕上げにドリアンの香りを和らげるオレガノを飾れば、ピッツァ・デ・ドリアンの完成だ。 ドリアンの専門店であるこの店には、ピザ以外にもドリアンを主役としたサラダやアイスクリーム、ケーキやクロワッサンなどメニューは豊富だ。 大きなトゲと刺激的な香りが特徴のトロピカルフルーツのドリアンは、その強烈な匂いとは裏腹に甘くクリーミーだ。 アジアでは、ドリアンは「果物の王様」とも呼ばれている。2019年、タイのノンタブリー県で行われたオークションでは、ドリアンが約750万円で落札された。 2018年4月には、中国消費者の需要を受け、アリババ創業者のジャック・マー氏が、ドリアンを中国に輸出するためにタイ政府と626憶円超の契約を結んだ。 マー氏によると、この契約のニュースが発表される直前にアリババのオンラインプラットフォームでは4万個のドリアンが売れ、1分以内に8万個に増えたという。 (タイ、バンコク、2月5日、映像:Viral Press/アフロ)