石田ゆり子「19歳のとき心を奪われて以来、特別な存在です」大好きなモネの展覧会でアンバサダーに!
この秋、東京・上野の国立西洋美術館で「モネ 睡蓮のとき」が開催されます。本展のアンバサダーと音声ガイドを務めるのは、俳優の石田ゆり子さん。展覧会の記者発表会に登壇された石田さんが、展覧会への想いを語りました。 【画像】石田ゆり子さんも心奪われた! 石田ゆり子さんとモネの「睡蓮」はコチラ。
石田ゆり子さんがアンバサダー!
モネといえば睡蓮が有名ですが、本展では特に晩年の睡蓮作品を20点以上も紹介。しかも、2メートルを超える大画面の睡蓮作品が展示される予定で、リアルな絵画でモネの世界に没入することができそうです。 そんな注目の本展でアンバサダーと音声ガイドを務めるのは、俳優の石田ゆり子さん。展覧会のテーマソング作詞と歌唱も担当された石田さんが、本展への想いを語りました。
モネとの出合いは19歳の秋!
――まず、アンバサダー就任を聞いてどのように感じられましたか。 石田さん 夢のようにうれしかったです。美術展のアンバサダーという役割にあこがれをもっていて、しかもそれがモネ。本当に私は心からモネが大好きで、こんなすばらしいご褒美のようなお仕事はほかにはないなと思いました。 ――石田さんとモネとの出合いはいつごろですか。 石田さん 19歳の秋です。はじめてパリに行き、とある美術スペシャル番組の撮影でオランジュリー美術館を訪れました。そこでふと見た空間がモネの「睡蓮の間」でした。そのときはモネのための撮影ではなかったのですが、思いがけずその空間を見ることができました。 ――当時、モネをご覧になりどう感じましたか? 石田さん 絵画というものに、こんなに心を奪われるという経験を当時したことがなくて、その空間にいるだけで本当に幸せな気持ちになり、あのときのことは忘れることができません。私にとって、モネはとても特別な存在です。
テーマソングも制作!
――石田さんは「lily」名でアーティスト活動もされています。本展テーマソングも石田さんが歌って作詞もされたのですよね。 石田さん 私は、本当にひっそりと歌をやっていまして、ほとんどの人が知らないと思いますし、知られていないままでいたかったというか、「誰なんだろう?」という程度でいいと思っていました(笑)。今回、テーマソングを歌ってほしいといわれて、どうしましょうと思ったのですが、大好きなモネですし、こんなチャンスは生きているうちに一回ぐらいしかないと思ったので、お受けいたしました。 ――曲のタイトルは『私のモネ』ですが、作詞やレコーディングで苦労された点はありますか。 石田さん 作曲とプロデュースを大橋トリオさんがやってくださり、詞は私が書きました。クロード・モネという偉大な画家に対して失礼があってはいけないと思い、たくさん文献を読み、映像も見ました。最初から曲がありましたので、すばらしいモネの世界を詞に落とし込んで、言葉を当てはめていきましたが、思ったよりも難しかったです。 ――ご自身のなかで、俳優と歌手との切り替えはありますか。 石田さん 表現をするという意味では歌うことも演じることも一緒なのですが、音楽は絶対的にリズムと音階があります。そこに自分の気持ちを乗せてオリジナルな表現をする、というのが全然新人なので……やはり、なるべくみなさんに知られたくなかったです(笑)