【富士S・調教採点】関西馬でアタマは堅い!? 休み明け組が目立つ関東勢のジャッジは?
[GⅡ富士ステークス=2024年10月19日(土曜)3歳上、東京競馬場・芝1600メートル] 【表】富士S調教タイム 舘林(美浦南)安田記念は香港馬ロマンチックウォリアーが優勝。国内のマイル路線は大将格が不在だ。 山河(美浦坂路)それだけに、GⅡのここを快勝なら堂々、主役としてマイルCSに乗り込めますね。 舘林 ただ、関東馬の多くが休み明け。大半がA評価を与えられる仕上がりの一方で、次を見据えているだけに100点満点とはいえないんだよな。 山河 つまりパラレルヴィジョン、ロジリオン、レッドモンレーヴあたりは及第点ということですね。 舘林 ゴンバデカーブースは先週が併走遅れでひと息。ただ、今週は一転して3頭併せで最先着を決めたように、きっちり態勢を整えてきた。 山河 タイムトゥヘヴンは京成杯AHを2着と好走。秋競馬を使っている点が他と違うところですね。 舘林 やはり稼働中の強みは大きいからな。もともと調教は動くタイプだが、今回も鋭く伸びて先着フィニッシュと好調をキープしているぞ。 松浪(栗東トラック)だったら休み明けでも仕上がりに申し分ない関西馬でアタマは堅いな。月曜に坂路で時計を出したソウルラッシュは先週木曜のウッド6ハロン80・9―10・7秒が実質的な本追い切り。数字通りにキレッキレの動きを見せ付けたように安田記念以来でもデキは万全だ。 舘林 伏兵勢の台頭はなさそうなのか? 松浪 アルナシーム、ジュンブロッサムも仕上がりはいいけど、ここはローカルのGⅢではないんでね。さすがに勝ち切るまではないでしょう。 清水(栗東坂路)坂路組も構図は同じですね。セリフォスも目一杯に追わないでラスト11・6秒は相当に仕上がっていないと出せない数字です。もちろん目イチではないにせよ、軽快な伸び脚からも能力発揮に支障はまったくなさそう。一方、クルゼイロドスルもまずまずの仕上がりですが、迫力の点で物足りなさは否めません。
東スポ競馬編集部