上地結衣「パラリンピックに向けて良いステップに」全仏OP、車いすの部も開幕
テニスの4大大会「全仏オープン」は後半戦に突入し、4日から車いすの部も開幕した。女子シングルスで第2シードの上地結衣(三井住友銀行)がWOWOWのインタビューに応じ、意気込みを語った。 ―現在の調子はいかがでしょうか? 「パリには早めに到着して練習をしていたのですが、雨が非常に多くて、練習はインドアばかりで、やっと昨日(6月2日)、屋外で練習することができました。今年のパリは少し肌寒いと感じています。本戦に向けてもう少し調整が必要なので、いろいろ試したいこととか、クレーに向けて準備してきたことを、十分に出しきれるように、この後も練習をします」 ―クレーシーズンに向けて取り組んでいる課題などはありますか? 「5月のトルコでの国別対抗戦で、デフロート選手(オランダ)が、中国の選手に連勝記録を破られたことが印象的でした。その試合を私は映像で見ていて、クレーコートでもしっかりと打って攻めていく姿勢や、ラリーは長くなるのですが、その中でしっかりとチャンスを見つけて攻めていくところは鍵になると感じました。またドロップショットなどの前後の動きも有効なので、重点的に取り組んでいます」 ―今年はこの会場でパラリンピックが行われます。どのような心境ですか? 「毎年プレーしているなじみのある会場で、パラリンピックを迎えられるということは強みだと思っています。パラリンピックに向けて良いステップになるような試合をしていきたいです」
報知新聞社