大学4冠に向けて青学大が決勝進出 初谷健心がサヨナラタイムリー/神宮大会
明治神宮野球大会第5日(24日、青学大5x-4天理大=延長十回タイブレーク、神宮)準決勝が行われ、春秋のリーグ戦、全日本大学野球選手権を制し、大学4冠を狙う青学大が天理大を延長十回タイブレークの末、5ー4で下し、決勝に進出した。「3番・三塁」で先発した初谷健心内野手(3年、関東第一高)が延長十回1死満塁からサヨナラの中前適時打を放ち、勝利に貢献した。 【写真】胴上げされる青学大・佐々木泰 主軸がいなくても青学大は強かった。10月24日のドラフト会議で広島から1位指名を受けた主将の佐々木泰内野手(4年、県岐阜商高)と、ロッテから1位指名を受けた西川史礁(みしょう)外野手(4年、龍谷大平安高)をスタメンから欠く中、打線が奮起した。4ー4の延長十回タイブレーク1死満塁で打席に立った初谷は、2球目のカーブに食らいつきしぶとく中前へ運んだ。 抜けた瞬間、右手を高々と突き上げた3年生。「真っすぐは絶対に詰まらないようにという意識で反応して打てた。(抜けた瞬間)まだまだ4年生とやれると思った」と語った。