トッテナム、ソランケ2発含む4得点で鮮やかな逆転勝利!…ヴィラは今季リーグ戦2敗目
プレミアリーグ第10節が3日に行われ、トッテナムとアストン・ヴィラが対戦した。 アンジェ・ポステコグルー体制2年目を迎えたトッテナムは9試合を消化し4勝1分4敗の8位に位置。リーグ戦ではやや安定感を欠いた戦いが続いているが、ミッドウィークのカラバオカップではマンチェスター・シティに今シーズン初黒星をつけた。一方のアストン・ヴィラは5勝3分1敗の4位と好調を維持。直近のカラバオカップ4回戦では敗れたものの、それまでは3連勝したチャンピオンズリーグ(CL)を含めて公式戦11試合負けなしとしていた。 【ハイライト動画】トッテナムが鮮やかな4発逆転勝利! ソランケは2得点と躍動 序盤は拮抗した展開に。互いに最終ラインからのビルドアップで前進を図りつつ、守備時にはトッテナムがハイプレスを敢行し、アストン・ヴィラはミドルブロックを形成して相手を迎え撃つ。両チームとも決定機を作れない中、トッテナムが時間の経過とともにセカンドボールの回収率を高め、アストン・ヴィラを押し込んでいく。22分にはロドリゴ・ベンタンクールがボックス手前中央からミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の上へ外れた。 一方のアストン・ヴィラは31分、左サイドから長いクロスがゴール前に入ると、アマドゥ・オナナが高い打点のヘディングで合わせる。これはGKグリエルモ・ヴィカーリオの好セーブに阻まれるも、直後のリュカ・ディニュの右CKからモーガン・ロジャーズが押し込み先制に成功した。反撃に出たいトッテナムだが最終局面での崩しに苦戦。対するアストン・ヴィラは42分にカウンターからオリー・ワトキンスにチャンスが訪れたが、決め切ることができなかった。 1点ビハインドで前半を終えたトッテナムは49分、左に大きく開いたソン・フンミンがドリブルで仕掛け、低い弾道のクロスを供給する。これをブレナン・ジョンソンがダイレクトで押し込み、後半開始早々に同点に追い付いた。直後には左サイドの高い位置を取ったデスティニー・ウドジェのラストパスからボックス内のドミニク・ソランケがシュートを放つも、ここはGKエミリアーノ・マルティネスの好セーブに阻まれる。 その後もホームの声援を受けるトッテナムが押し気味に試合を進める。迎えた75分、即時奪回から敵陣バイタルエリアに攻め込むと、パペ・マタル・サールの縦パスをB・ジョンソンが落とし、デヤン・クルゼフスキがボックス内へスルーパスを供給。抜け出したソランケがGKを嘲笑うかのようなチップキックを沈め、逆転に成功した。4分後にはカウンターからチャンスを作り、リチャーリソンの折り返しをソランケが押し込んでリードを2点に広げる。 90+6分には途中出場のジェームズ・マディソンがボックス手前中央から華麗な直接FKを沈めて3点差に。試合はこのまま4-1で終了し、トッテナムがリーグ戦2試合ぶりの白星を飾った。対するアストン・ヴィラはリーグ戦2敗目となっている。次節は10日に行われ、トッテナムはホームでイプスウィッチと、アストン・ヴィラはアウェイでリヴァプールと対戦する。 【スコア】 トッテナム 4-1 アストン・ヴィラ 【得点者】 0-1 32分 モーガン・ロジャーズ(アストン・ヴィラ) 1-1 49分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム) 2-1 75分 ドミニク・ソランケ(トッテナム) 3-1 79分 ドミニク・ソランケ(トッテナム) 4-1 90+6分 ジェームズ・マディソン(トッテナム)
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