毎日「スーパーの惣菜」で夕飯を済ませるという単身赴任中の夫。自炊よりコスパや栄養面はよいの?
夫が単身赴任で一人暮らしをしている場合に、食生活を心配する方もいるでしょう。 昼食は社員食堂などを利用できたとしても、夕飯は自分で用意しなればならないケースがあります。「時間がない」「面倒」「料理が苦手」など、さまざまな理由で夕飯はスーパーの惣菜で済ませることもあるでしょう。 そこで今回は、惣菜と自炊のコスパについて調べてみました。栄養面での心配に対する対策についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
惣菜と自炊はどちらがコスパがよい?
朝は軽く済ませ、昼は社員食堂を利用すると想定して、夕飯は惣菜と自炊でどちらの方がコスパがよいのでしょうか。ここでは、惣菜と自炊の1ヶ月の費用や、それぞれの注意点をまとめます。 ◆惣菜の1ヶ月の費用と注意点 株式会社くふうカンパニー(株式会社ロコガイド)が実施した「お惣菜・スイーツの購入に関するアンケート調査」によると、スーパーで惣菜を購入する際の平均予算金額は570円とのことです。人気の惣菜には「揚げ物」「すし」「刺し身」があります。 スーパーの惣菜には、おかずだけやご飯ものまでさまざまな種類があり、値段も200円台から500円ほどです。毎回の夕飯を平均570円で済ませた場合の1ヶ月(30日)の食費は、1万7100円です。惣菜は日持ちしないため、できるだけその日に食べる必要があるでしょう。 さらに、惣菜だけで夕飯を済ませる場合、毎日スーパーへ行かなければなりません。また食べたいものが複数ある場合は、買いすぎてしまい予算をオーバーしてしまう点に注意が必要です。閉店間際のセール時に購入する場合は、費用をおさえられる可能性があります。 ◆自炊の1ヶ月の費用と注意点 ゴーフード株式会社が運営する「GOFOOD」調べによると、自炊1回あたりの費用は「301円~500円」が最多でした。「食事にお金をかけたくないから自炊する」方は多いようです。 毎回の夕飯を自炊で済ませた場合、1ヶ月の食費は9030円~1万5000円ほどになると考えられます。メニューにもよりますが、惣菜で済ませるよりも2100円~8070円ほど安くなる可能性があることが分かります。 自炊には、まとめ買いや作り置きといった工夫次第で、費用をおさえられるメリットがあります。 一方で、使い切れなかった場合の食品のロスがデメリットになる点に注意が必要です。食費をおさえるつもりで自炊にしたものの、かえって費用がかかりすぎてしまうことや、調理や洗い物に時間がかかって、最終的にはコスパが悪いと感じられるケースも考えられます。