【DDT】“いつでもどこでも挑戦権”獲得のKANON「シングル王座を強奪しTAKAみちのくを逆指名だ」
――7月21日両国国技館のビッグマッチで「KO-D6人タッグ選手権試合~サバイバル4WAY6人タッグマッチ」が行われ、DAMNATION T.AがKO-D6人タッグ王座奪還。4チーム総勢12名が入り乱れる目まぐるしい熱戦の末の勝利でした。 KANON:10名以上の選手がいるんだ。自分でも何が起こっているのかわからない状況だったよ。 勝ち抜き戦だったから、ひとつのチームを倒してもすぐに次のチームと戦わなければいけない。緊迫したタイトル戦だった。 でも、少し自信はあったんだ。 The37KAMIINAの勝俣瞬馬とTo-yがアジャコングとタッグを組んだ。確かに手強かったよ。ただ両国大会のために結成された即席トリオ、チーム力という面では薄まってしまう。 そこが、同じThe37KAMIINAの上野勇希やMAOだったら結果は変わっていたかもしれない。 シャーデンフロイデ・インターナショナルも高梨将弘&アントーニオ本多&正田壮史。この3人が組んでいるイメージも頻度的には少ない。 チャンピオンのスマイルスカッシュは2018年に解散し、今年5月の上野大会で一夜限り復活したチーム。 自分の情報不足でKO-D6人タッグを一度明け渡したが、現在進行形のDAMNATION T.Aとは比べものにならないだろう。 ずっと3人でやってきた自分たちDAMNATION T.Aが一番強いのは当たり前だ。最後には勝てると信じていた。
――8月2日新宿FACE大会で、「いつでもどこでも挑戦権争奪シングルマッチ」で納谷幸男選手からTKO勝ち。ある意味、シングルのベルトに挑戦できる一番の近道だと言えるかもしれません。そのうえで、8.10大阪大会でのセミファイナル(上野勇希&秋山準vs HARASHIMA&平田一喜)終了後、挑戦権を保持するKANON選手が上野選手(現・KO-D無差別級王者)の前に立つも、この日の行使は回避しました。 KANON:実は8月10日の上野勇希の試合をみて「こいつ疲れてない」と感じた。いつもあれだけ激しい試合しているのに、対戦相手がHARASHIMAと平田(一喜)だ。 「まだ挑戦権を使う時ではない」と。一旦、今のKO-D無差別級チャンピオンの試合が終わった後の姿や様子をちょっと見ておこうと。 ちゃんとコスチュームを着用し試合ができる格好で「今じゃないだろうな」とはうすうす感じながらも、一応確かめる意味で出て行った。 「なるほど、あ、試合終わったらこんな感じなんだ」と。予想通り、上野勇希は汗一つかいていなかった。試合後の上野を分析する目的もあったんだ。 ――今回「いつでもどこでも挑戦権」で挑戦できるのはKO-D無差別級王座、DDT UNIVERSAL王座、DDT EXTREME王座の3本ですが、KANON選手が一番に狙っているベルトはやはりKO-D無差別級ですか? KANON:挑戦権を持っている他の3人(中村圭吾、高鹿佑也、アントーニオ 本多)が出てきた理由は分からないが、自分としては完全にKO-D無差別級を狙うという意思表示ではないから、そう捉えないでほしい。 変な匂わせに思われるかもしれないが、KO-D無差別級に挑戦しようとする“振り”かもしれない…あくまで信じるか信じないかは…まあ、それに関してターゲットはまだ明確にはしない。 ――TAKAみちのく選手の「チャンピオンになったら逆指名してこい」という発言に、ベルトを獲得して応えたいですね。 KANON:もちろん。