巨人 23年3A「トリプルスリー」左の大砲キャベージ獲得 一塁&外野も行ける!
巨人が前パイレーツのトレー・キャベージ外野手(27)を獲得することが17日、分かった。近日中に正式発表される見込み。1メートル88、92キロの大型野手で、23年7月に大谷(現ドジャース)が当時在籍していたエンゼルスでメジャーデビュー。今年1月にアストロズに移籍し、今季は45試合に出場して打率.209、1本塁打、8打点。11月にパイレーツに移籍していた。 【写真】23年7月、パイレーツ戦の4回、ソロを放ちナインの出迎えを受けるエンゼルスのキャベージ 一塁と外野を守れる左の強打者で、マイナーでは23年に3Aで107試合に出場し、打率.306、30本塁打、32盗塁で「トリプルスリー」を達成した。89打点も記録し、打って走れる能力の持ち主だ。 今季の巨人は一塁を主に岡本和が守り、左翼に関しては丸が最多の先発35試合し、今季限りで退団した内野手を本職とするモンテスが29試合で続くなど固定できなかった。阿部監督は守りの野球を掲げてリーグトップのチーム防御率2.49で4年ぶりリーグ優勝に輝いた一方、DeNAとのCSファイナルSでは6試合で計9得点と得点力不足が響く形で敗退した。 オフには阪神から国内FA権を行使していた大山の獲得に動くなど不動の4番・岡本和を支えるポイントゲッターの補強が急務だった。俊足強打の助っ人は補強ポイントに合致。前中日のマルティネスの獲得などで投手陣の補強が進む中、頼もしい大砲も加わる。 ◇トレー・キャベージ 1997年5月3日生まれ、米国テネシー州出身の27歳。15年ドラフト4巡目でツインズ入団。21年オフにエンゼルスと契約し23年にメジャーデビュー。今季は開幕前にアストロズにトレードされ45試合に出場し、今オフにパイレーツ移籍。メジャー通算67試合で打率.209、2本塁打、15打点、2盗塁。1メートル88、92キロ。右投げ左打ち。