〈食べログ3.5以下のうまい店〉名刺代わりは至高のマルゲリータ!「尾山台 山田」の、一人で4種類のピッツァが食べられるおまかせコースとは?
高橋さん「海苔と梅干しが利いてかなり和風な味わいにトンナートソースもマヨネーズ味でまったりしたところに生胡椒がピリリと味を締めてくれます。鶏肉はプリンとした弾力でしっとりジューシーなのは窯焼きの力ですね。」
白子とずわい蟹のグラタン
本日の季節の窯焼きは「白子とずわい蟹のグラタン」です。冬のおいしい食材の代表である白子とずわい蟹というW主役の登場にワクワクが止まりません。ところが中から顔を出したレンコンが主役の座をあっさり奪い取るほどの威力を発揮するのです。レンコンの食感、白子のミルキーさ、ずわい蟹の風味の三位一体はずるい! 熱々ホクホクとろとろの最強な一皿です。
高橋さん「料理名を聞いただけで絶対においしいに決まってると思いましたが、味わいはさらに上をいきました。食材の持ち味を完璧に生かした塩加減が素晴らしい!」
伊勢海老のアメリケーヌソースのピッツァ
伊勢海老のアメリケーヌソースが主役のピッツァは伊勢海老の香ばしさが際立ちます。トッピングはスライスしたニンニクとバジルのみのシンプルピッツァです。グラタンの後にこういうメリハリのある味をもってくるのがニクイ!
高橋さん「チーズがないのでダイレクトにソースと生地の味が伝わるごまかしの利かないピッツァですが、ソース作りも本当に丁寧。甲殻類の風味を見事に引き出しています。」
成形したらはじめに焼き目をつけてから窯焼きします。レストランで使用するオーブンの温度は最高でも300℃程度ですが山田さんの窯は常に500℃以上。注意して焼かないとすぐに焦げてしまいます。
だから窯で焼く時間はほんの少し。じっくり休ませながら中心まで火を入れ、仕上げに窯の中で高くあげて薪の香りをまとわせます。
ソースはハンバーグの肉汁が残ったフライパンに赤ワインを入れて煮詰めたもの。